日本人の食品添加物の平均摂取量は一日およそ11gです。毎日摂取していると一年間で約4kgです。日本で使用可能な食品添加物の種類は約1500種類です。豆腐のにがり、ラーメンのかん水、パンなどに使われるベーキングパウダー、イーストフードは食品添加物の一種です。
また、サプリメントは健康のために飲んでいるものですが、食品添加物を固めたものともいえます。しかし添加物の種類や口にする量によって、添加物が良い悪いと決め付けることはできません。
添加物の必要性、あるいは毒性のあるものなどの知識をもっておくべきでしょう。国が認めているから安全という判断も時として危険です。日本では確実に害があると認められた場合でないと使用が取り消されることはほとんどありません。
また、天然だから安心、合成されているから危険とも一概にはいえません。添加物を一切食べないで生活することは不可能といえます。自分の中で、添加物が入っていても気にしないもの、入っていれば絶対に食べないものを決めて買い物をするようにしましょう。
また、安いものには必ず理由があります。安いからといって選ぶのはやめましょう。不安のあるものをすべて取り除いて食べるということは現実的に不可能です。使用が許可されている食品添加物を食べてすぐにからだに悪影響がでるものはありませんので、それほど神経質になる必要はありません。
すべてを否定してしまうと食べられるものはとても少なくなってしまいます。なるべく食品添加物の少ないものを利用するようにする、その心がけが大切です。