オフィスのデザインはコンセプトを持たせることが重要

オフィスのデザインをする上で最も大切になってくるのが、行いたいデザインのコンセプトが明確であることです。

なぜ明確さが求められるのかと言うと、オフィスとは会社の顔であり業務を行う大切な場です。他の会社にはない特徴性を持たせて、歴史や思いなどを盛り込むことで、会社の魅力を表すキーワードとなってくるのです。

デザインの軸となるコンセプトを決めることで、会社の利益につながってくるという利点もあります。デザイナーに依頼したとしても明確な軸がはっきりしていることから、無駄な費用をかけることなく作り上げることが可能になることが言えます。このような環境で働くことで社員にも浸透させることができるので、職場環境や仕事に対する意欲も高められると言えるのです。

家の玄関がその家の顔を作り出しているように、オフィスにおいても同様のことが言えます。オフィスではエントランスが顔となってくるので、初めて訪問する方の良いイメージをつくるためにも重要な場所であることが言えます。

色によっても印象が変わってくることがいえるので、清楚で理知的なイメージを持たせたいのであれば白を、静寂さや涼しさを持たせたいのであれば青を、明るく活発なイメージを持たせたいのであれば黄色といったように、印象付けたい色を基調色にすることも欠かせないのです。

また、照明を明るく観葉植物を置くなどすることで、無機質とならず柔らかいイメージとなりやすいのです。エントランスでは人の出入りが多いことから、機密情報を管理する部屋等を併設することは避けるようにすることも求められます。

オフィスで働く上で重視しなくてはいけないのが、ストレスを感じない環境下に置くということです。このストレスが溜まらないためにも、オフィスレイアウトの際のデスク配置に気を配りたい所です。

並べ方次第では必要以上に視線を感じたり、反対に遠すぎたりすることで不便を感じるようになるからです。仕事においては仲間との連携がなによりも求められますが、ほどよい距離間を保つことがオフィスレイアウトでは重要なのです。