食品添加物の歴史
食品添加物は、食品を保存したり加工したりするために使用されてきました。
梅干しと作るときに使用する塩やシソも食品添加物の一種で、塩やシソを使うことで、梅干しの保存性を高めてきたのです。
天然の添加物である酵母を使用してパンやワイン、ビールなどを作るようになったのは、古代エジプトで紀元前3000年頃からだといわれています。
昔は、塩などを使用していた食品添加物ですが、化学が進歩するにつれて添加物の姿も変わって来ています。
化学が進歩することによって、安全性が確認されていない化学薬品や化学物質を食品添加物として使用されるようになり、化学薬品や化学物質でできた食品添加物が日本で使用され始めたのは、第二次世界大戦後からです。
つまり、化学物質などからできた食品添加物の歴史は、60年ほどしかないため、実際に食品添加物を使用したことで人体にどのような影響を及ぼすのかはまだはっきりしたことはわかっていないのです。
食品添加物の歴史が、まだ浅いことに少しびっくりした方も多いのではないでしょうか。
食品添加物は、保存性を高めたり、見た目や風味を良くしてくれる効果があります。
食品をより美味しくしてくれる保存料などの食品添加物はなくてはならないものかもしれませんが、大量に摂取することはさけたいものです。
食品を購入する時には、食品添加物を上手く見分けることも大切です。
より安全に安心して食べることのできる食品選びを心がけましょう。