プライバシーの保護になる防音|最近の住宅設備

住宅設備の防音はプライバシー保護という理由です

キッチンやお風呂場など、一戸建て住宅を新築したり、リフォームしたりする時、気になるのが、やはり住宅設備に関係することです。たぶん一生に一度だけの、自分の城を作るわけですから、できるだけ不満のない空間にしたい気持ちは、誰もが同じはずです。しかし、予算や土地面積との関係などで、全部を思い通りに作ることは出来ないということも、事実と言えます。

しかし、隣近所が数百メートル先にしかないという場合の田舎でもない限り、一戸建て住宅であろうと気を付けておきたいポイントは、存在しています。

その中のひとつは、防音に関するものです。

勿論ピアノの先生だったり、ミュージシャンや作曲家など、仕事で音を出す必要があったり、趣味であっても、楽器を演奏する頻度が高い、カラオケが趣味で自宅でも楽しみたいというような場合は、特別な防音設備を追加する必要があります。騒音というのは、自分で思う以上に、他人にとっては気になるものです。例えば、子どもが練習するピアノの音程度でも、隣近所にとっては、大きな迷惑となりかねないのです。

けれども、楽器など音を出すものが住まいにあるという特殊な状況以外でも、ある程度、防音をしっかり行っておくべき理由があります。それは、プライバシー保護という観点上の理由です。といいますのも、あまりにも防音設備が整っていない住宅の場合、期せずして家庭の状況などに関することが、ご近所に漏れてしまう場合があるからです。普通の住宅などは、想像をしている以上に、防音環境に優れているものではありません。

知られたくないような家族の秘密が、知らぬ間に外に漏れてしまうということも、考えておかなければならないのです。快適な家屋を作ろうとなると、女性の場合どうしても最初は、キッチンの使いやすさに目が行きがちで、これ以外のことが疎かになってしまうものです。男性や家族の目で、何がこの家のプライバシーの保護のために必要なのかというポイントも、しっかりと確認しておく必要もあるでしょう。